インフルエンサー の効果測定指標が登場。成長著しい分野に求められるイノベーション

クリエイターマーケティングプラットフォームのクリエイターIQ(CreatorIQ)は、クリエイターキャンペーンのインパクトを定量化し、従来よりもクリエイターキャンペーンのインパクトを測定するのに役立つ新しい指標を開発している。 こうした取り組みは、インフルエンサーおよびクリエイターエコノミーが、マーケターにとってより広告の選択肢として確立されることにつながるだろう。7月上旬にクリエイターIQはリポートを発表し、インフルエンサーマーケティングの投資対効果(ROI)やパフォーマンス指標の優位性を示した。 同社は約1000社のブランドやエージェンシーと提携し、アバディーンストラテジー・アンド・リサーチ(Aberdeen Strategy and Research)と共同で英国と米国の200以上のマーケティング企業幹部を対象に調査を行った。調査対象の業種は、ゲーム、メディア、小売、ファッション、美容など多岐にわたる。 求められるパフォーマンス指標 今回の発表は、インフルエンサーマーケティングに関する確立された分析を求める企業の声が高まるなかでタイムリーなものだ。広告業界の一部が成長の停滞を経験しているなかで、広告主はインフルエンサーに関して、ROIなどを顧客に提示できるパフォーマンス指標を求めている。 「すべての広告支出にはパフォーマンス指標が必要だ。我々が示そうとしているのは、クリエイターマーケティングにはファネルのあらゆる段階で実際にリターンがあるということだ。とりわけ、先進的な手法を採用するブランドにはリターンが大きい」と、クリエイターIQの最高事業開発およびパートナーシップ責任者であるティム・ソベイ氏は述べる。 クリエイターIQの調査によれば、インフルエンサーマーケティング(この調査での定義は、インフルエンサーマーケティングによるインプレッション、エンゲージメント、年間収益などの指標で上位20%のブランドが実施するもの)は、ファネルのすべての段階のKPIの前年比成長率において、多くのマーケティング施策よりも上回るパフォーマンスを示しているという。 また、それ以外のマーケティング施策と比較して年間収益の前年比成長率が6.2倍であり、クリエイターへの支出に対するリターン(ROCS)に注目すると、インフルエンサーマーケティングプログラムに1ドル(約139円)を投資するごとに、4.70ドル(約650円)のリターンが得られたという。eマーケター(eMarketer)によると、米国におけるインフルエンサーマーケティングへの総支出は、2023年には前年比23.4%増の61億6000万ドル(約8545億円)に達すると予測される。 The post インフルエンサー の効果測定指標が登場。成長著しい分野に求められるイノベーション appeared first on DIGIDAY[日本版]. Source link